最近調子に乗っているという(^_^)アップルだが,好調な業績の発表とともに伝えられたのは,各製品の深刻な供給不足。さて,驚異的な勢いでアップルを復興させたスティーブ・ジョブズは,この難局を無事,乗り切れるのか,否か。
10月16日にアップル社から発売予定の新型iMacのうち,最上位機種のiMac DV スペシャル・エディションと廉価モデルのiMacが,少なくとも1〜2週間ほど出荷延期になる見込みだ。ミドルクラスのiMac DVと,ノート型のiBookも出荷量は少なく,店頭に並ぶ可能性は低い。また,ハイエンド向けのパワーマックG4は,400/450/500をそれぞれ,350/400/450MHzに差し替えて出荷する。500MHzの供給が思わしくないことから,CPUの周波数を下げて(値段は50MHz高いもののまま)販売する(NIKKEIMAC.COMの記事)。
特にG4のニュースは前代未聞かもしれない。CPUの周波数を50MHz下げといて値段はびた一文変えないなんて…。400MHzを予約しておいたのに350MHzが届いて値段は変わらない…。米国のマック関連の掲示板(Appleinsider forum)では,ふざけんなこら予約取り消しぢゃいわれ凸(`_'),と云う書き込みが見受けられる。
これに対するジョブズのコメントは「この仕様変更でG4への需要に応えることができる。しかも,依然としてペンティアム3を凌駕するほど高速だ」だって(アップルのニュースリリース)。すごいなぁ,こんなこと云えるなんて(^^ゞ,さすが経営のカリスマ。だがiMacとiBookの遅れはアップルにとって生命線を断ち切られることになりかねない。クリスマスまでに供給が安定するかどうかで,アップルの株価はまた乱高下しそうだ。
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